こんにちは!コドモトのレポーターsachiです。実は元パティシエで、お菓子作りが本業!
レポート活動もしつつ、普段は子育ての合間に地域の施設でお菓子作りを教えたり、レシピ開発をしています。
「乾パンって食べづらいよね・・・」を解決するために
昨年、コドモト主催の「防災ワークショップ」に参加した際、社団法人地域防災支援協会理事の三平さんから「災害用保存食品でお菓子を作れませんか?」と提案がありました。
保存が利くものはいつでも食べられるという安心感から、そのまま忘れて消費期限が過ぎてしまいがち…
いざ、食してみても長期保存がきくよう水分を抜いているのでパサパサして喉を通らなかったりと残りがちですよね!
その時にぱっと思い付いたのが乾パンを使用したティラミスでした!!
・まず何故乾パンなのか?
わが家には必ず乾パンがあります。
自治会から回ってくるので絶えず増えていく一方なのです。
会社で配られたりなど、みなさんのおうちにもあるのでは?
・ティラミスにした訳!
ティラミスはフィンガービスケットをクリームでサンドするお菓子。
コーヒーをたっぷり染み込ませているので、パサパサで食べづらいということがないのです。
乾パンでティラミスを作ってみよう‼
今回は12㎝の丸型で作りましたが、型から抜かずに作るなら容器は何でも大丈夫です。
ココットやグラタン皿、ガラスの器などで作るとオシャレに出来ますよ。
材料
・防災用ビスケット 1缶
・エスプレッソ(なければ濃いめに作ったコーヒー)
・マスカルポーネ(なければクリームチーズ) 100g
・卵 (卵黄と卵白を分けておく) 1個
・グラニュー糖 35g
・ココアパウダー(無糖)
作り方
① 防災用ビスケットをエスプレッソに浸して型(容器)に並べます。
↑栄養満点のゴマが入っていても全く問題ありません。
② マスカルポーネはゴムベラで練り柔らかくしておきます。
③ 卵黄と3分の1のグラニュー糖を合わせ、白っぽくなるよう混ぜていきます。
④ ②と③を合わせてしっかり混ぜる。
(マスカルポーネは空気を含ませると固まりやすくなります)
⑤ 卵白に残りのグラニュー糖を少しずつ入れキメの細かいメレンゲを作ります。
⑥ ④に⑤のメレンゲを優しく合わせます。
⑦ ①浸したビスケットの上に⑥のクリームを半分乗せ、更に浸したビスケットを乗せるを繰り返します。
(最後はクリームでビスケットが見えなくなります)
⑧ ラップをして冷蔵庫で4時間以上休ませます。
⑨ 表面にココアパウダーをふって出来上がり♪
↑は、今回材料に入っていない生クリームを立てて絞っていますよ。
ティラミスはシンプルなので、マスカルポーネとエスプレッソで作っていただくととても美味しく出来上がりますよ!
フードロス削減を心掛け、家にある食材を見直してみませんか?
人が食べる為に作られている食料も手付かずで捨てられてしまう現実!
美味しそうだからと沢山買いすぎたあげく、賞味期限が切れたからとごみ箱に捨ててしまうことってありますよね。(耳が痛い。私も人の事言えません)
実は今まであまり気にしたことはありませんでした。
このお話を頂いて、私も随分考えるようになり、余った備蓄食も食べやすいお菓子に変えたら、少しでも役に立てるのではないかとここでレシピを書かせて頂きました。
今一度購入するもの、必要でないものを見直すきっかけになってくれれば嬉しいです。
また、長期保存食品の美味しいお話を皆さんに紹介出来たらと思っています。
防災や備蓄について考えよう!
コドモトでは、3月8日東戸塚の地域子育て支援拠点とっとの芽で防災ワークショップを行います。「普段から使える」備蓄食を使ったお味噌汁づくりや、親子のための防災術を伝授♪ ぜひ、とっとの芽に遊びに来ながら学んでいってくださいね!
3月は防災イベントが目白押し!横浜市内のその他の親子向け防災イベントをいくつかご紹介します。親子で参加して、ぜひ防災について考えてみましょう!